この記事はPRリンクを含みます

最近、テレビや雑誌で「格安SIM」とか「格安スマホ」という言葉を、よく見たり聞いたりしますよね。

スマホ代が安くなるならぜひ使ってみたいけど、そもそも「SIM」って何なのか?

SIM」とはスマホの中に入っているICカード(SIMカード)のことです。

契約した携帯電話会社(キャリアとも言う)から発行され、電話番号や加入者の情報など、そのスマホを「電話機」として使うために必要な情報が記録されているものです。

世間では、大手携帯電話会社より安い月額料金で契約できるSIMのことをいわゆる「格安SIM」と呼んでいます。

ちなみに格安SIMは比較する上で、大きく3種類に分けることができます。

 

① 格安SIM (MVNOが提供)

MVNO:読み方はエムブイエヌオー、日本語だと仮想移動体通信事業者です。MVNOはMNOから回線を借りて、格安SIMを提供しています。例えばIIJmioやmineo等はMVNOです。

使っているキャリア回線(電波)で、ドコモ回線の格安SIM、au回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIMの3つに分けられます。

 

② 格安SIM (MNOのサブブランドが提供)

MNO:ドコモ、au、ソフトバンクなど自前の通信設備を持っている通信会社です。

ドコモはahamo、auはUQモバイルとpovo2.0、ソフトバンクはワイモバイルとLINEMOの名前(サブブランド)で格安SIMを提供しています。

 

③ 楽天モバイル

楽天モバイルも自前の設備を持っているMNOです。

大手3キャリアと比べて料金が安いので、このサイトでは楽天モバイルを格安SIMに含めます。

格安SIMは700以上ありますが、『主な格安SIM』、『契約する人が少ない格安SIM』、『潰れた/潰れそうな格安SIM』に分けてざっくり比較します。

 

■人気・おすすめ格安SIM【15社】

格安SIMを選ぶ場合は、この15社から選ぶことを強くおすすめします。格安SIMの契約者のほとんどがこの15社から選んでいるんです。

格安SIMの比較ができるように、料金プランとキャンペーン情報と格安SIMの略歴を紹介します。

 

楽天モバイル:楽天回線

楽天モバイル データ量 繰越 速度
月1078円 3GB以下 ◎〜◯
月2178円 3GB超〜20GB以下
月3278円 20GB超〜無制限
楽天リンクで無料で24時間かけ放題。使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制。楽天市場ポイント最大3倍アップ

パートナー回線エリアだと月5GBを超えると1Mbpsに制限。奥まった場所等で圏外になる可能性あり(満足度8割程度の使い勝手)

楽天モバイルの公式サイト

楽天モバイルなら事務手数料無料、SIM/eSIMのみなら最大10,000ポイント、端末セットは最大24,000円相当おトクに買えます。

  • SIM/eSIMのみ:8,000pt+エントリーで2,000pt
  • Androidスマホ:3,000pt+16,000円割引
  • iPhone:最大24,000pt

楽天モバイルは、MVNOプランのスーパーホーダイ等を提供していましたが、楽天の社長はMVNO事業は大手キャリアの奴隷だということで、2019年10月に自社でネットワーク設備を全て持つMNOサービスへ転身しました。

楽天のMNOプラン、楽天アンリミットは2020年4月8日に正式スタートして、2021年4月8日に390万回線、2021年12月末に550万回線を突破。

 

LINEMO:ソフトバンク回線

LINEMO データ量 繰越 速度
月990円 3GB
月2728円 20GB
LINEアプリがデータ消費なし。3GBプランの低速は300kbps、20GBプランの低速は1Mbps。20GBプランは900万種類以上のLINEスタンプが実質無料

5分かけ放題が1年間無料で使える(2年目以降は月550円)

LINEMOの公式サイト

LINEMOは2021年3月17日からサービスを開始したソフトバンクのサブブランド。

当初は20GBプランのみで、ユーザ数が伸び悩んでいましたが、2021年7月15日に3GBのミニプランを開始。ミニプランが人気。2021年8月時点で50万回線。

 

ワイモバイル:ソフトバンク回線

ワイモバイル データ量 繰越 速度
1回線目 2回線目以降
月2178円 月990円 3GB
月3278円 月2090円 15GB
月4158円 月2970円 25GB
3GBプランは低速300kbps、15GB以上のプランは低速1Mbps。Yahooショッピングでお得に買物ができる。ソフトバンク光契約だと1回線目が月1188円引き

月550円で3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBに増量(1年間は月550円が無料)

ワイモバイルの公式サイト

事務手数料3300円が無料、SIMまたはeSIMのみはPayPay最大20,000円、端末セットは最大21,600円割引でスマホが安く買えます。

ワイモバイルは速度も超速く、Yahooショッピングもお得に使えます。

ソフトバンクのサブブランド。昔からある格安SIMです。昔は速度に問題があったり、10分かけ放題が強制的に付いてきたり、料金プランも複雑でしたが、今ではすっかり優良な格安SIM。700万回線くらい。

 

UQモバイル:au回線

UQモバイル データ量 繰越 速度
月1628円 3GB
月990円 (自宅セット割適用)
月2728円 15GB
月2090円 (自宅セット割適用)
月3828円 25GB
月2970円 (自宅セット割適用)
3GBプランは低速300kbps、15GB以上のプランは低速1Mbps。最大1Mbpsの節約モードでデータ消費なしで動画等が見放題

auひかりまたはauでんきを契約すると自宅セット割で安くなる。

月550円で3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBに増量(1年間は月550円が無料)

UQ mobileの公式サイト

UQモバイルを申し込むと、SIMまたはeSIMのみの場合は最大1万3000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行なっています。iPhoneや格安スマホとセットで申し込むとキャシュバックの代わりに割引価格で端末が買えます。

UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。

auのサブブランド。昔からある格安SIMです。昔は格安SIMのラスボスと評価するくらい良かったですが、最近は他の格安SIMの料金プランも良くなり、相対的にUQモバイルの魅力度が低下。自宅セット割を適用できる人におすすめ。400万回線くらい。

 

ahamo:ドコモ回線

ahamo データ量 繰越 速度
月2970円 20GB
月4950円 100GB
無料で5分かけ放題付き。低速1Mbps。家族でドコモを契約している場合に最適。海外でも追加料金無しで20GBまでネットが使える

ahamoの公式サイト

2021年3月26日からサービスを開始したドコモの実質サブブランド。2021年8月に180万回線、2021年12月に250万回線、2022年4月に300万回線です。ドコモからahamoにプラン変更する人が多数を占める。

 

povo2.0:au回線

povo2.0 料金 有効期限 月平均 速度
基本料金 0円
1GB 390円 7日間
3GB 990円 30日間 月3GBが月990円
20GB 2,700円 30日間 月20GBが月2,700円
60GB 6,490円 90日間 月20GBが月2,163円
150GB 12,980円 180日間 月25GBが月2,163円
データ使い放題 330円 24時間
DAZN使い放題 760円 7日間
smash.使い放題 220円 24時間
基本料金0円のままだと低速128kbps。3〜150GBのチャージをすると、有効期限内で高速データ通信ができる。330円で1日だけデータ消費なしでデータ使い放題

povo2.0の公式サイト

2021年3月23日からサービスを開始したauのサブブランド。

当初はpovo1.0で月20GBプランのみでしたが、2021年9月29日にプランを大幅に変更してpovo2.0として再スタート。150万回線くらい。

 

LINEMO:ソフトバンク回線

LINEMO データ量 繰越 速度
月990円 3GB
月2728円 20GB
LINEアプリがデータ消費なし。3GBプランの低速は300kbps、20GBプランの低速は1Mbps。20GBプランは900万種類以上のLINEスタンプが実質無料

5分かけ放題が1年間無料で使える(2年目以降は月550円)

LINEMOの公式サイト

LINEMOは2021年3月17日からサービスを開始したソフトバンクのサブブランド。

当初は20GBプランのみで、ユーザ数が伸び悩んでいましたが、2021年7月15日に3GBのミニプランを開始。ミニプランが人気。2021年8月時点で50万回線。

 

OCNモバイルONE:ドコモ回線

OCNモバイルONE データ量 繰越 速度
月550円 0.5GB ◎〜◯
月770円 1GB
月990円 3GB
月1320円 6GB
月1760円 10GB
格安スマホが不定期に大幅割引。OCN光契約者なら月220円引き。月1430円で24時間かけ放題

月550円の0.5GBプランは月10分の無料通話付き(0.5GBプランはOCN光割引が対象外)

OCNモバイルONEの公式サイト

OCNモバイルONEのキャンペーンとおすすめ機種を徹底解説します。OCNモバイルONEでは人気スマホが大幅割引で買えるキャンペーンを不定期に行っています。

キャンペーン機種
・OPPO Reno5 A:乗換11,300円
・Mi 11 Lite 5G:乗換18,100円
・motorola edge 20:18,700円
・その他多数

この他に初期費用3733円かかります。

昔からある格安SIM。昔は速度が遅かったけど、今は速度がかなり速い。不定期に格安スマホセールがあるので、新しいスマホが必要な人はとりあえずOCNモバイルONEが良い。100万回線ちょっと。

 

IIJmio:ドコモ/au回線

IIJmio データ量 繰越 速度
通常 eSIM(データ専用)
月850円 月440円 2GB
月990円 月660円 4GB
月1500円 月1100円 8GB
月1800円 月1430円 15GB
月2000円 月1650円 20GB
他社からの乗り換えならスマホが大幅割引。同名義で複数回線契約するとデータシェアとデータプレゼントを利用できる

eSIMはドコモ回線でデータ専用プランのみ。IIJmioのeSIMを利用すれば最安スマホ料金を作れる

IIJmioの公式サイト

IIJmioでは初期費用3300円が2200円、月額料金が6ヶ月間440円割引(2GB410円/4GB月550円など)、通話定額オプションが7ヶ月間410円割引(5分かけ放題が月90円など)です。

乗り換えなら格安スマホやiPhoneが大幅割引のキャンペーンを行っています。

個人契約と法人契約の両方を伸ばして、設備の稼働効率を上げ、ビジネス的にまともな利益が出ている格安SIM。100万回線くらい。

 

LIBMO:ドコモ回線

LIBMO 月額料金 初期費用 ポイント還元 1年間の実質料金
3GB 月980円 無料
+433円
5,000円相当 実質月599円
8GB 月1518円 実質月1137円
20GB 月1991円 3300円
+433円
15,000円相当 実質月1052円
30GB 月2728円 17,000円相当 実質月1622円
ポイント還元を考慮すると1年間はかなり安く使える。特に20GBが実質月1052円で1年間使えるのは、格安SIMの中でも最安値

LIBMOの公式サイト

LIBMOは3GBと8GBプランなら初期費用3300円が無料、20GBと30GBプランは最大12,000円相当のポイント還元です。

端末セットは初期費用無料やポイント還元はもらえませんが、最大24,360円引きになるキャンペーンを行っています。

2021年9月から高額ポイント還元を開始。大容量データを最安値にしてユーザを伸ばそうとしている感じ。約10万回線。

 

mineo:ドコモ/au/ソフトバンク回線

mineo データ量 繰越 速度
月990円 0GB+1.5Mbps使い放題 △ (月〜金の昼12時台は☓)
月1298円 1GB
月1518円 5GB
月1958円 10GB+1.5Mbps使い放題
月2178円 20GB+1.5Mbps使い放題
1GBと5GBプランはデータ消費なしで無制限に使える200kbpsに切替可、月385円のオプションで1.5Mbpsの低速が使い放題

1GB以上のプランは条件クリアで夜間ギガ使い放題。複数契約で1回線ごとに月55円引き。パケットギフトとパケットシェアなど複数人で使うのに便利な機能あり

mineoの公式サイト

mineoは昔からある格安SIM。ユーザ目線の独自サービスに強みがあるけど、110万回線を突破してからユーザ数の伸びが鈍化、130万回線くらい。

1.5Mbpsの使い放題が人気です。

 

JCOMモバイル:au回線

JCOMモバイル データ量 繰越 速度
月1078円 1GB ◯〜△
月1628円 5GB
月2178円(1年間は月1738円) 10GB
月2728円(1年間は月2178円) 20GB
10GB以上のプランの低速は1Mbps。JCOM加入者ならデータ増量

JCOMモバイルの公式サイト

JCOMモバイル、昔からある格安SIM。以前は奇妙な料金プランに加えて、JCOMのサービスエリアの人にだけ販売していましたが、2020年後半に全国規模で販売を開始。

40万回線くらい。

 

イオンモバイル:ドコモ/au回線

イオンモバイル データ量 繰越 速度
月803円 0.5GB ◯〜△
月858円 1GB
月968円 2GB
月1078円 3GB
月1188円 4GB
月1298円 5GB
月1408円 6GB
その後も1GB刻み
イオンの大型店舗で契約できる。ネットだと送料がかかる

イオンモバイルの公式サイト

イオンモバイル、昔からある格安SIM。昔は妙ちくりんな申し込み手続きだったけど、今は普通にネットで申し込める。イオンの大型店舗でも契約OK。

70万回線くらい。

 

y.u mobile:ドコモ回線

y.u mobile データ量 繰越 速度
月1070円 5GB
月2970円 10GB+10GB
月4170円 20GB+10GB
最大3万円までの修理費を無料で補償。余ったデータを最大100GBまで繰り越せる。20GBプランは最大4人でシェアできる。2人目は無料、3人目以降は1人月1100円

10GBと20GBプランは、月2,189円のU-NEXTが無料で使えて、毎月1200円相当のポイントがもらえて10GB分のチャージができる

y.u mobileの公式サイト

2020年3月12日から始まった新しい格安SIM。y.u mobile当初、22,500円の高額キャッシュバックでユーザを増やすも、2021年9月にキャッシュバック終了。

2021年10月から料金プランが安くなった、U-NEXTユーザにはおすすめ。

10万回線くらい。

 

日本通信SIM/HISモバイル:ドコモ回線

日本通信SIM データ量 繰越 速度
月290円(シンプル290) 1GB
月510円(シンプル290) 2GB
月730円(シンプル290) 3GB
月950円(シンプル290) 4GB
月1170円(シンプル290) 5GB
月1390円(みんなのプラン) 6GB
月2178円(20GBプラン) 20GB
月2728円(かけほプラン) 3GB
みんなのプランと20GBプランは月70分の無料通話付き。かけほプランは時間無制限でかけ放題付きシンプル290は実際に使ったデータ量で料金が変わる段階制プラン。上限を設定できる

HISモバイルの公式サイト

HISモバイルは格安SIMの最古参の一つで、以前はMVNO業界でシェアトップでした。

日本通信とHISが協業して始めたのがHISモバイルです。40万回線くらい。

 

nuroモバイル:ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線

nuroモバイル データ量 繰越 速度
月792円 3GB (VSプラン)
月990円 実質6GB (VMプラン)
月1485円 実質12GB (VLプラン)
月2099円 20GB (NEOプランLite) ◎〜◯
月2699円 実質25GB (NEOプラン)
VS/VM/VLプラン:VMとVLは3ヶ月に1度、追加データをもらえる。ドコモ回線とau回線とソフトバンク回線

NEOプラン/NEOプランLite:NEOプランは月20GBプランだけど、3ヶ月に1度、15GBもらえるので実質月25GB。LINE、Twitter、インスタグラムがデータ消費なし。データを使い切ると最大1Mbps。ドコモ回線

nuroモバイルの公式サイト

nuroモバイルは1GB刻みのプラン、深夜プラン、時間プランなど、ユニークなプランを出すもうまくいかず、結局、普通の料金プランに戻したり、新しいプランを始めたり試行錯誤。

20万回線くらい。

 

まとめ

以上、おすすめの格安SIMを紹介しました。

評判の良い格安SIMサービスを厳選しているので、特徴や価格を比較しながら自分に合ったところと契約してみるのがおすすめです。

また、通話機能が不要な方(LINE通話しか使わないなど)にはデータSIMも人気。

大手キャリア(au・docomo・Softbank)からの乗り換えは簡単です。

お得なキャンペーンを利用してこの機会に乗り換えてみてはいかがでしょうか。