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今回は、irumoとLINEMOの以下の違いを比較解説し、それぞれの回線がどんな人におすすめなのかについて述べていきます。

最初にポイントをまとめると以下の通りです。

  • 9GB以下で割引が効くならirumoの方がお得
  • LINEMOは9GBより多い20GBのプランがある
  • irumoはデータ追加チャージ料金が1GB1,100円(税込)と高額
  • エリアや通信品質はそれほど変わらない
  • 通話オプションはirumoの方が高い
  • LINEMOはLINEギガフリーでトークや通話がデータカウントフリー
  • irumoは店舗での申し込みやサポートに対応
早速見ていきましょう!

irumoとLINEMOの違いを比較

この章では、irumoLINEMOについて、以下の違いを比較していきます。

  • 受付方法の違い
  • 料金やデータ容量の違い
  • 通信制限時速度の違い
  • 通話料・通話オプションの違い
  • 使用可能エリアや電波のつながりやすさの違い
  • 設定サポートの違い

受付方法の違い

irumoとLINEMOでは、契約申し込みの方法が以下のように違います。

  • irumo
    • 店頭・オンラインどちらでも可能
  • LINEMO
    • オンラインのみ可能

LINEMOはオンライン専用ブランドのため、店頭での申し込み受付は行なっていません。

対して、irumoはドコモショップでの申し込みにも対応しています。

そのため、店頭でスタッフと顔を合わせ、困った時すぐに質問しながら契約を進めることができるでしょう。

ただし、irumoを店頭で新規・乗り換え契約する場合、3,850円(税込)の契約事務手数料がかかるので注意が必要です。

ちなみにオンライン契約の場合、どちらも事務手数料はかかりません。

料金やデータ容量の違い

irumoとLINEMOのプラン内容を比較すると、以下のようになります。

  • irumo基本料金[割引後料金]
    • 0.5GB:550円(税込)[550円(税込)]
    • 3GB:2,167円(税込)[880円(税込)]
    • 6GB:2,827円(税込)[1,540円(税込)]
    • 9GB:3,377円(税込)[2,090円(税込)]
  • LINEMO基本料金
    • ミニプラン3GB:990円(税込)
    • スマホプラン20GB:2,728円(税込)

料金だけでみた場合、irumoの割引後の料金はLINEMOよりお得と結論づけることができます。

また、irumoで適用できる割引は以下の2つです。

  • dカードお支払い割:-187円(税込)
  • ドコモ光セット割(もしくはhome5Gセット割):-1,100円(税込)

もし、どちらも適用できる場合は、irumoの方がお得に利用できると言えます。

ただ、irumoは最大でも9GBまでのプランしか存在しないため、それ以上のデータを利用したい場合はLINEMOを選ぶといいでしょう。

irumoは追加のデータチャージ料金が高いことに注意

また、irumoは9GB以上のデータを高速で利用する際、1GB単位で購入していく必要があります。

1GBのチャージ料金は1,100円(税込)と高額のため、irumoを利用する場合9GB以上は超えないようにするといいでしょう。

一方、LINEMOは20GBのプランがある他、1GBのデータチャージを550円(税込)で利用可能です。

そのため、9GB以上データを利用する月が多いのであれば、LINEMOを選んだ方がいいでしょう。

通信制限時速度の違い

irumoとLINEMOの通信制限速度は、それぞれ以下のように設定されています。

  • irumo
    • 0.5GBコース:128kbps
    • 3GB~9GBコース:300kbps
  • LINEMO
    • ミニプラン3GB:300kbps
    • スマホプラン20GB:1Mbps

irumoの0.5GBコースが1番遅い128kbpsに設定されており、反対にLINEMOの20GBプランは1Mbpsに設定されています。

ちなみに、300kbpsは低画質、1Mbpsは普通画質の動画が問題なく見られる程度と言われています。

通話料・通話オプションの違い

通話料や通話オプションについては、irumoとLINEMOでそれぞれ違う特徴を持っているため、順番に説明していきます。

irumoは2種類のかけ放題オプションがあり通話オプションの割引も存在

irumoは、標準電話アプリでの通話料が22円(税込)/30秒かかります。

また、通話オプションは以下の2種類から選べます。

  • 5分かけ放題:880円(税込)
  • かけ放題:1,980円(税込)

もし、短い電話を頻繁に行うなら5分かけ放題を選び、長電話もたまにするのであればかけ放題を選ぶといいでしょう。

また、irumoでどちらかのかけ放題オプションに加入すると、以下の機能が実質無料で利用できます。

  • 留守番電話
  • キャッチホン

仕事で留守番電話などを多く利用する方には嬉しいポイントと言えるでしょう。

LINEMOは通話オプションの他にLINEギガフリーも魅力

LINEMOもirumoと同じく、標準電話アプリでの通話料は22円(税込)/30秒かかります。

また、通話料やかけ放題オプションは以下の通りです。

  • 5分かけ放題:550円(税込)
  • かけ放題:1,650円(税込)

irumoと比べると330円お得にオプションが使えるので、かけ放題オプションを契約するならLINEMOの方が料金メリットが大きいでしょう。

また、LINEMOにはLINEアプリのトークや電話などの機能がデータカウントフリーになる「LINEギガフリー」があります。

「LINEギガフリー」の対象・対象外機能はそれぞれ以下の通りです。

  • 主な対象機能
    • 音声通話・ビデオ通話
    • トークの利用(テキストやスタンプ・音声メッセージ・画像や動画、ファイルの送受信)
    • アルバムやノートの表示、編集
    • LINEVOOMのアプリでの利用
    • LINE Payの利用
  • 主な対象外機能
    • ニュース記事詳細閲覧
    • トークでの位置情報の共有やみんなで見る機能によるYoutube閲覧
    • Web版LINEVOOMの利用
    • オープンチャットの利用
    • スタンプ・着せ替えショップの利用
    • ラインから他社サイトへの接続
    • 他社アプリへの遷移

そのため、データ容量を使い切ったとしても、LINEの基本的な機能なら高速で使い続けられるため、電話もデータを気にせずし放題といえるでしょう。

使用可能エリアや電波のつながりやすさの違い

irumoとLINEMOは、それぞれドコモとソフトバンクの回線が使われています。

また、どちらも自社の通信設備をそのまま利用できるMNOであり、通信設備を借りて利用するMVNOではありません。

そのため、広範囲のエリアで快適に高品質の通信を利用できる可能性が高いです。

ただし、irumoは他のドコモのプランに比べて、混雑時の通信制限が優先的に行われる点には注意しましょう。

設定サポートの違い

irumoでは必要に応じて、ドコモショップでの設定サポートを有料で受けられます。

  • 初期設定サポート:2,200円(税込)/回
  • アプリ設定サポート:1,650円(税込)/回
  • フィルム貼り付けサポート:1,100円(税込)/回
  • 初期設定(OSアカウント):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(バックアップ):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(OSアップデート):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(スマホ初期化):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(容量オーバー解消):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(生体認証設定):1,100円(税込)/回
  • 設定サポート(ウェアラブル設定):1,100円(税込)/回

一方、LINEMOはオンライン専用プランのため、店頭での設定サポートはありません。

そのため、もし困ったときにスタッフと顔を合わせて相談したい場合は、irumoを選ぶといいでしょう。

irumoとLINEMOはどちらがおすすめ?

ここからは、解説した特徴をもとに、どちらの回線がどんな人におすすめなのかを解説していきます。

irumoを使った方がいい人

以下の特徴に当てはまる人は、irumoの利用がおすすめです。

  • 割引をすべて適用できる人
  • データ容量が9GBを超えることがない人
  • 家族にドコモ利用者がいる人

割引をすべて適用できる人

irumoは、割引を適用できない場合、他の格安SIMと比べるとかなり割高になってしまいます。

特に、ドコモ光やhome 5Gなどのインターネットとセット契約で利用できる「ドコモ光セット割」や「home 5Gセット割」は毎月1,100円(税込)と、割引額のほとんどを占めています。

そのため、インターネット契約とセットにできる人はirumoの利用がおすすめです。

データ容量が9GBを超えることがない人

irumoは、データ容量が最大のコースでも月9GBまでに設定されています。

そのため、月9GB以下の利用で済んでいる人は、irumoの利用がおすすめです。

逆に、9GB以上利用する人が高速でデータを使いたい場合、データチャージが必要になります。

料金は1GB1,100円(税込)と割高のため、使い過ぎには注意しておきましょう。

家族にドコモ利用者がいる人

irumoはドコモの家族割の対象にはなりませんが、カウント対象にはなるため、家族にドコモ利用者がいるとメリットがあるでしょう。

ドコモの家族割である「みんなドコモ割」は、2回線なら550円(税込)/月、3回線なら1,100円(税込)/月の割引を受けられます。

もし、irumoの契約が増えることで、1人が2人、2人が3人になるのであれば、自身のスマホ代だけでなく、家族の料金も下げられるでしょう。

LINEMOを使った方がいい人

一方、LINEMOを使うのがおすすめな人の特徴は以下の通りです。

  • LINEをよく利用する
  • irumoの割引対象ではない
  • 9GB以上使う月がある

LINEMOの強みは、なんといってもLINEの基本的な機能がデータカウントフリーになる「LINEギガフリー」です。

これまでデータ容量が中容量ないと通信制限が来ていた人も、この機能があれば3GBで済むことも考えられます。

また、irumoの割引が利用できない場合は、基本的にLINEMOの方が料金が安いです。

そのため、irumoの割引対象でない人や、9GB以上のデータを使いたい人はLINEMOを使った方がいいでしょう。

irumoとLINEMOを比較するポイントはデータ容量と割引の有無

irumoとLINEMOをさまざまな観点から比較し、どちらがおすすめなのかについても解説しました。

irumoは割引が適用できれば、LINEMOよりもお得に利用できます。

ただ、9GB以上利用する人や、割引が適用できない人、LINEギガフリーに魅力を感じる人は、LINEMOを選ぶといいでしょう。

現在、MNPのワンストップ制度などで回線が乗り換えやすくなっています。

どちらか悩んでいる方は、とりあえずどちらかのプランを契約してみて、使い心地や料金を確かめてみるのもいいでしょう。